クルマ、高齢者
高齢者の自動車運転
母親が今年80歳になった。
一人暮らしだが、頻繁にクルマで移動する。
実家に帰るたび、自動車の運転は控えるように釘をさしているのだが
免許は返納していないし、先日などは、車クルマを買い替える話まで飛び出した。
どうやらディーラーの話につられて、一旦その気になったようだが、その後思い直してくれたようで、安堵。
1 母親がクルマにのる理由
母親がクルマを使う理由は「買い物」、「交友」、「医者通い」、この3点である。
買い物は近くのスーパーまで(車で7~8分)週に何回か行く
週一で、食材の宅配を利用しているので、それ以外の買い物のためだ。
医者通いは薬が切れたタイミングで行くので、それほど頻繁ではなさそうだ
厄介なのは交友だ
友人同士の集まりや、食事会があれば出かけていくが、友人を同乗させて向かう。
ここで重要なことは、母親はクルマを出さざるを得ない状況にあるということ
ほかの年配者はクルマをもっていないらしい
あるいはもっているのかもしれないが、出したくないのだろう、貧乏くじを引きたくない心理が働いて、結局気のいいメンバーが毎度毎度クルマを出してくれるのを当たり前だと思って、クルマの乗り込んでくるわけだ。
つまり、母親は他人の足代わりにされているということ。
いつも、そうなのか、という点は不明である。たまには逆の場合もあるだろう。
中には、変に自尊心の強い年寄りもいて、自分のクルマに乗らないことを逆に侮辱的だと取る人もいるそうである。こっちはタクシーで行こうとしているのに、無理やり年寄りが運転するクルマに乗せられるケースもあるということだ。
どっちにしろ、年寄りが運転するのだから、危険が高いことは同じだ。
2 乗らずに済む代替手段
代替手段としてはタクシーがあげられる。
ただし、病院までの往復や、買い物には往復で2,000円程度の出費がある。
これは、年金暮らしには痛い。
病院はしょうがないとしても、買い物は別手段で済ませたい。
すると、宅配サービスが候補に上がってくる。
いまは、大手のスーパーであれば、宅配サービスを展開しているチェーンが多い。
母親の実家近くだと、イオンやアピタがある。
ちなみにイオンのHPで確認すると
もちろん登録は必要だが、手続きは簡単そうである。
パソコンもいるけど、扱いは慣れてるし、簡単だ。
必要な買い物はこれでいけるかもしれない。
3 乗せずに済み方法
一番簡単なのは、思い切って免許を返納させること。
いくらなんでも、無免許運転のクルマに乗り込むことはないとおもうが、どうだろう。
そもそも、免許を返納すればクルマを維持する必要もないわけだから、当然クルマは処分することになる。
そうなればクルマを出して私たちを乗せて頂戴とは、誰も言わない、だろう。